ズボンのファスナー修理 2パターン


 こんにちは。
 クリーニングショップくりはらです。

 寒い日が続きます。
 コロナにも気をつけましょう。

 ズボンのファスナーが壊れてしまうと絶対に履けませんよね。
 破れなどないのに捨ててしまおうか……
と思われている方もおられるんではないでしょうか。

 ズボンのファスナーは多くの場合、修理できます。ですから、捨てないでご相談ください。

 そして、だいたい2パターンの修理になると思います。

 まず、一つ目。
 スライダーの修理です。
 スライダーとは、上げ下げする部品のことです。
 具体的な故障例は、上げてもすぐ勝手に下がってしまうたり、上げても下から開いてきてしまうたり。また、持ち手が破損してしまったり。

 こちらは、スライダーだけを交換すれば元のとおりに履くことができます。

持ち手が破損しています。
 これでは、ファスナーの上げ下げが大変ですよね。
スライダーのみを交換しました。
 これで元通りに履くことができますね。

 二つ目は、エレメントが壊れてしまったり、ファスナーの布の部分が破れてしまったりするケースです。つまり、スライダー以外の部分が壊れてしまうケースですね。

 エレメントというのは、ギザギザした部分、布は、そのエレメントがくっ付いている布です。
赤マルの部分のエレメントが外れてしまっています。これでは、ファスナーは閉まりません。

 このケースの修理は、今付いているファスナーを解いて、新しいものを縫うという、全取替修理になります。
 エレメントだけを直すことは、残念ながらできません。
ファスナー全取替しました。
 金属のものからコイルになりましたが、こちらの方が丈夫とことで、コイルファスナーを選びました。


 ズボンのファスナーは、壊れてしまっても修理できますので、
あきらめずにご相談ください。